「考えない練習」小池龍之介

「考えない練習」小池龍之介 2012年 小学館・文庫

<思考は病いである>

◆考えると無知になる
 人はいつも考えごとをしている。考えるせいで集中力が低下したり、苛々したり迷ったりしている。無意識の思考が引き金となり、次々と思考が連鎖して止まない。

◆心は刺激が大好き
 失敗する原因はよけいな考えごと、とりわけネガティブな考えごとである。心はより強い刺激を求める特徴を持っている。穏やかな幸福感よりも、ネガティブな考えごとのほうが強い刺激を脳に与えてくれる。苦しい・不快な刺激のどきどき感で心は中毒になってしまい、本当は不快なのに快感だと思い違えてしまう。

◆心を見る
 心のコントロールをすることが、仏道のスタートでありゴールである。いま自分の心が何をしているかを見張るようにする。心の内で動き続けて、私たちを支配する思考を止める。考えるより感じるほうに意識を強める。

<思考病の克服>

◆快楽というものは実在しない。
 苦が減った・無くなったことを脳が楽だと錯覚するだけ。苦があった後で喜びがくるので、不安や苦労は良いものだと勘違いしてしまう。そうやって自分からストレスを増やしている。

◆捨てる
 掃除や整理整頓で大切なことは、ものを一回一回、片づける。ものを出しっ放しにしておくと、見えるたびに心がそこに移って、細かな思考のノイズが始まってしまう。

 何かがほしいというのは、それがなければ不安だという苦をあらわしている。人は欲によって不必要なものをためこむ。失いたくないという衝動が常に心に負担をかけている。

◆外的要因に影響されない
 暑い、寒い、痛い、痒いなどの身体感覚に、脳が嫌だと反応すると、幸福感が削がれていく。それを止めるには刺激の入口で集中して感じるようにする。著者は自転車が盗まれても、お金を落としたときも、苦痛が生じることはないという。禅の修行を積み心を冷静に見つめることができるからである。

 しかし、この本を読んだだけでそうなるのは無理である。


考えない練習 (小学館文庫)
小学館
2012-03-06
小池 龍之介

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