~ 徳島に新ホールがなぜ必要なんですか?
徳島大学の卒業式が中止になりました。卒業式は例年、徳島市の「アスティとくしま」で行われている。卒業生や保護者、教職員ら「約4千人が出席」する(徳島新聞より)。四国放送では「約2千人」と言っていた。
徳島市が計画している「音芸ホール」の席数は「約1500席」。徳島を代表する学校の卒業式もできない規模だ。
多目的ホール「アスティとくしま」は5,000席あり、B'zも福山雅治もここでコンサートを開いた。クラシック音楽の人気ピアニスト「フジコ・ヘミング」のコンサートも6月に予定されている。クラシック音楽のコンサートホールとしても遜色ない。
「県庁所在地に市立のホールがないんは、徳島だけ」というビラをある市会議員が配布していた。徳島市内にあるホールのリストが載っていた。そこに「アスティとくしま」がなかった。意図的に消したのだろう。そうゆうことを、するなよ。情報操作じゃないか!
それはともかく、地元の大学の卒業式もできない市民ホールに100億円つぎこむ、意味がわからん。市の財政が豊かだったら、わかるけど。
公共ホールの宿命であるが、建設費、施設の運営維持費・修繕費などを施設の利益で運営できるはずもない。地方のそれは稼働率50%くらい。徳島はさらに低くなるだろう。すると、当たり前のように、市民の税金が補填され続ける。そうして莫大な赤字となる。
数年後には、市民サービスにしわ寄せがくる。すると「なんで赤字を垂れ流すホールを作ったんじゃ!」と怒る市民が出てくる。それでも建ったものはしょうがない。市側が非難されても、100億円を使った利権が誰かにころがりこむから。
(夜中に、書いていると文章が過激になるな)
▼東京カテドラル聖マリア大聖堂

丹下健三さんの作品(昭和39年)
徳島市が計画している音芸ホールの設計者・隈研吾さんの師匠でもある。
お隣の香川県出身でもある。
コンクリート建築では世界一うつくしい建物である。ル・コルビジェを超えている。
こんな建築作品(人類の記念碑)ならば、徳島市の財政が犠牲になっても、建てるべきだな。ははは。


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この記事へのコメント
バルタン星人
となってます。市立ではないと思います。
カルロス
というのは狭義として正しい主張。
でも、県立の多目的ホールが市内にあるので、いまさら小さいホールは必要ない。
ホールの新設が争点になっているので、やはり市内にあるホールのリストにアスティを外すのは、いかにも市立ホールが必要だという姑息な世論操作がある。選挙のときアマチュア団体などの票ほしさが見えみえ。そのために貧乏徳島市が大きな借金をかかえても、ええんかいな。