2月17日、北京オリンピックのフィギュアスケート女子のフリー決勝。優勝候補だったワリエワ選手(ROC)が度重なるミスで4位となった。
ワリエワ選手のコーチが滑り終わった後に、コーチが叱責していたと報道される。
実際のコメント。
「なぜ何もしなかったの? 説明して。なぜ完全に戦うのをやめたのか。
アクセルの後、諦めていた」
15歳の少女には厳しすぎる。ネットやテレビなどでは、厳しいだけであまりにもひどい人という風に捉えられた。国際オリンピック委員会のバッハ会長も、ワリエワについて、競技後のコーチらの対応は「冷淡だった」と批判した。
真相は?
◆コーチの評判
前回のオリンピックで優勝候補はザギトワではなく、メドベージェワだった。コーチは、ジャンプでよく失敗する幼いときのメドベをリンクの上で引きずり回したこともある。厳しすぎて、メドベはコーチの元を離れたこともある。しかし、また戻ってきた。「先生は私にとって母親のような存在です」と言っている。
ザギトワも「先生は私にとって母親のような存在です。たしかに厳しいですが、どうして厳しくするのかわかっていますから怖くありません」と話す。実際、今回のオリンピックにもザギトワもメドベージェワも会場で応援していた。
◆使命感
コーチは、ロシアのフィギアスケート界を代表する「使命・責任」がある。選手たちの多くは、大会の舞台に立ちたくても立てない。そんな人のことも思って、実力ある選手が中途半端な演技に見えると、なぜそのようになったのか理由を聞きたかった。理由が聞けなければ対策することもできないからだ。
コーチは怒っているというよりも理由が聞きたい。常人では考えられない世界トップのレベルに達している選手とコーチの関係がある。
●コーチはそのあと、「ワリエワの肩をしっかり抱いて、あやすように揺すっている」
そんなシーンをメディアでは放送されることが少なく、叱責するようなシーンを繰り返す。コーチのことを陥れようとして、ロシアを非難したいのだ。
ロシアのドーピング疑惑があるが、詳細は不明だ。ワリエワ自身が知ってやった訳であるまい。だったら被害者である。それを裁定の前によってたかって、ネガティブ情報で追い詰めるのはいかがなものか。スポーツの世界もフェアじゃなく、陰険な弱い者いじめが露骨に表れている。
メディアは鬼コーチよりも、ひどい形でワリエワを叩いた。確定するまでは黒ではない灰色だよ。出場を認めた以上、演技終了までは選手を守るべきだ。なんて卑劣なんだ。
◆鬼コーチの言葉
「大きな目標を立てるのは好きではありません。来る日も来る日も練習あるのみです。今日の練習はつらかった。でもまたひとつ前に進んだ。毎日の練習のなかに達成感を見出すことで幸せを感じてほしいのです。
そうやって積み重ねていったものが、将来、最高の結果を生むでしょう。たとえばそれは五輪の舞台かもしれません。でも、それもまたひとつのステップにすぎないのです。
《人生はその先も続くのですから。五輪を最終目標にはしてほしくない》」
すっかり鬼コーチという印象を植え付けられたが、真相はそうじゃないのかもしれない。オリンピックを感動物語にしようとするメディアにはうんざりするが、事実を切り取って悪いように見せている意図もある。
メディアの情報操作には気をつけよう。
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