災害復興予算は怪しさいっぱい

<災害復興予算は怪しさいっぱい> 徳島を考えるシリーズ No.84【防災の事情 3】 ▲雪が降る中、カップ麺に注ぐお湯をもらいに来た子ども(仙台市の七郷小学校) (2011年03月16日) この写真は涙がでるな。  東日本大震災から10年経った。いまだ避難者は4万人。大半は原発事故避難者である。  わが徳島は確実に起こると言われている「南海トラフ巨大地震」が直撃する地…

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「悪魔的な神」 高田勝成

「悪魔的な神」 高田勝成 デザインエッグ社 2021年 ◆神はわがまま? ◇聖書の神は、旧約聖書の中で自らを「妬む神」と表現している。信者が他の信者に行うどんな罪も許すが、自分に対する不敬や、異教の神を祀る者だけは決して許さない。 ◇神はきまぐれで、預言が実現しないこともある。聖書では「神は嘘をついた」「預言が外れた」とは言われず、「神は思い直された」と書かれている。 …

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「日本怪異伝説事典」 朝里樹

「日本怪異伝説事典」 朝里樹(監修):えいとえふ(著) 笠間書院 2020年 ◆あついけど、かるい本  ボリュームのある本です。厚みは3cmほどあります。3段組み400頁もある。でも意外に軽いので、扱いやすい。  感心するのは、構成が整理されて分量が非常に多いのに使いやすい。都道府県別に項目がまとまっている。話の長短はあるが1県あたり15前後くらいある。京都や東京などは…

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「死ぬ練習」南直哉

「死ぬ練習」南直哉 宝島社 2020年  死ぬ練習とは、「自分を大切にしないこと」? ◆3歳から死に囚われる  著者は幼少の頃から死に向かい合ってきた。3歳の頃から小児喘息で苦しむ。水の中に頭から沈められたようになり、完全に呼吸が止められ目の前が真っ赤になる絶息状態の発作に一晩中、繰り返し襲われる体験をしてきた。苦しさの次に起こる「死」とはどうゆうことか知りたかった。 …

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ジャイアント・インパクトと月

週刊・地球46億年の旅:2号:ジャイアント・インパクト:2014年2月16日号 (46~45億年前) 004:マグマオーシャン  46億年前に誕生した原始地球では、微惑星の衝突が毎日、何十何百と起こり、地球は合体して巨大化していった。衝突時の膨大なエネルギーは地表をドロドロに溶かす。マグマオーシャンと呼ばれ、摂氏1200度になった。  地表や微惑星が溶けると、岩石に含…

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太陽と地球の起源

週刊 地球46億年の旅:1号:太陽と地球の起源:2014年2月2日 000:宇宙の始まり  宇宙は138億年前、物質や空間、時間も存在しない「無」に突然誕生した。誕生直後の宇宙は「点」のような大きさで、星も物質の材料である原子も存在しなかった。誕生してまもなく、一瞬にして砂粒が銀河以上の大きさになる、急速な膨張を起こした。  インフレーションと呼ぶ膨張現象が終わると、熱…

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『政治家はなぜ質問に答えないか』木下健、オフェル・フェルドマン

『政治家はなぜ質問に答えないか』木下健、オフェル・フェルドマン ミネルヴァ書房 2018年 世界中が新型コロナウイルスの感染で危機に陥っている。 なのに、どうするかという総理大臣の答弁があまりにお粗末である。 そもそも政治家は「どっちつかず」な言い方をする。発言の責任を取りたがらない。 ──────────────────── ◆どっちつかず  政治の中心は話である。政治の本…

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「批判力〜フェイクを見抜く最強の武器」

「批判力〜フェイクを見抜く最強の武器」えらいてんちょう(矢内東紀) 実業之日本社 2020年 (POINT) 人は必ず堕落する。組織も必ず腐敗する。だから批判が必要だ。 わかりやすさに、だまされるな ◆批判  物事を改善するには批判が必要である。批判をしていかないと、悪いものは放置されたままになってしまう。  批判ばかりするな、代案を出せ。とよく言われる。しかし批判する人…

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「知的再武装」池上彰・佐藤優

「知的再武装」池上彰・佐藤優 文春新書 2020年  知の巨人とも言われる佐藤優と池上彰の対談形式である。 ◆ネットニュースは思考を止める  新聞を読まない人が増えている。ネットのニュースで十分だと思われている。ネットは新聞よりも短くて「わかりやすい」。短時間にたくさんのニュースを知ることができて便利である。  ところが佐藤・池上氏に言わせると、「わかりやすい」と…

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『読みたいことを、書けばいい』田中泰延

『読みたいことを、書けばいい』田中泰延 ダイヤモンド社 2019年 ◆誰に向かって書くのか?   読み手を想定しなくてよい。その文章を最初に読むのは自分だ。自分で読んでおもしろくなければ、書くことが無駄になる。自分が読んでおもしろい文章とは、まだ誰も言っていないことである。  自分の文章が楽しいかは自分が決める。他人の意見は参考にしても、反論してはいけない、相手にしない…

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「やりたいことを全部やる! 時間術」臼井由妃

「やりたいことを全部やる! 時間術」臼井由妃 日経ビジネス文庫 2018年 ◆時間を制する者は、人生を制する  電話をかけた相手が不在の場合。いつでも結構ですから電話をくださいと伝言することがある。すると、かかってくるまで落ち着かない。イライラもする。こんなときは、「こちらからかけ直します」と伝える。自分がイニシアティブをとる。時間の手綱を握る。いつでもいいと人に言っていると…

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「やわらかく、考える。」外山滋比古

「やわらかく、考える。」外山滋比古 PHP研究所 2019年  著者は英文学、教育、評論など広い分野に功績がある学者である。今年で95歳になるが、今なお現役だ。しかも歳を重ねるにつれ主張は独創的となる。プログレッシブである。  著者の知力・思考力は三段階である。 (1)30代までは知識の習得に励む  知らないことを学び、知識としていくのだから、勉強は楽しいものでは…

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「ゼロ秒思考 」赤羽 雄二

「ゼロ秒思考~頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング 」  赤羽 雄二 ダイヤモンド社 2013年 ◆メモの効用  ふだん頭の中は、もやもやした思い、心配事、苛々することなどで堂々巡りしている。頭の中をメモに書くということで、吐き出してみる。書いたものを目で確認することで、大事なことが見えてくる。それ以外のものが気にならなくなってくる。気分が落ち着く。何をすべきか、そうでないかが把握…

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「ネット断ち」齋藤孝

「ネット断ち」齋藤孝 青春出版社 2019年 ◆SNS、ネットの世界  そこで行われているコミュニケーションの多くは、友人知人そして仕事関係とかのつきあいである。とりとめのないお喋り、軽いやりとりである。世界中にアクセスできるのに、深い人格の人に出会うことはめったにない。 ◆ヒトは社会によって人間となる  人は野生動物のように、単独では生きられない。集団に属し、協力しあうこと…

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「ゆるゆる生物日誌」種田 ことび (著)、土屋 健 (監修) 

「ゆるゆる生物日誌」種田ことび(著)、土屋健(監修) ワニブックス 2019年 生物40億年の歴史が4コマ漫画で楽しくわかる  生物の歴史に興味がわき、わかりやすい入門書がないかと探していた。図説◯◯とか、わかりやすい◯◯とか宣伝しているものでも、学校の教科書と変わらない印象を持った。  本書は4コマ漫画形式で、これ以上なく取っつき易い。 「生物は3つのドメインに分類され…

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スマホを捨て砂場で遊ぼう(フィリピン・スタイル)

 10年ぶりくらいに会ったS君の生き方に感動した。  勤めていた会社を辞め、東南アジア放浪の旅に出たS君は、幸せとは何かを発見した。  フィリピンでのこと。買い物で混み合う時間、店のレジにお客さんがたくさん並んでいる。カウンターには隣にもう1台レジがあるが、そちらのスタッフは詰め物みたいな作業をしている。日本だったら、お待ちのお客様こちらへどうぞ、とすぐ対応するだろうに。  フィリ…

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『A書店物語』 <前史:03> グロリアとシャリイ

『A書店物語』 <前史:03> グロリアとシャリイ  この書店の勤務はきつかった。午前中は雑誌の配達。店屋さんにある雑誌スタンドや地元のスーパーに納品して並べるのである。美容院や個人宅もあった。コンビニがあまりない時代だった。  昼から店舗に戻り本を出したり、抜き取って返品作業、レジも。手伝いのパートさんが来る日は楽だった。夕方、学生アルバイトさんが来て、店を出る。家に帰り、ごはん…

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『A書店物語』<前史:02> 本屋はココロゆるむ場所

『A書店物語』<前史:02> 本屋はココロゆるむ場所  とりあえずもぐりこんだその本屋は、はっきり言ってクォリティは高くなかった。平台には売れ筋の本を積むものであるが、夏になると本はすべて撤去される。  ジャア~ン、花火のセットをいっぱい置くのである。経営者、曰く「花火は利(益)がええけんな」。本屋の日常である返品抜き取りも、「ほこらへんにあるやつを箱いっぱいに詰めといて」というアバ…

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『A書店物語』 前史:01

『A書店物語』 <前史:01>  だいぶ前の本のタイトルで「人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ」というのがあった。そうか、自分にとっては、「人生に必要な知恵はすべて書店のバックヤードで学んだ」と言える。  それは時代がまだ昭和だったときだ。その末期であった。私は「A書店」で働いていた。学歴も職歴も中途半端な自分は、やる気のなさもあって失業生活が長かった。カネはないがヒマが…

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「読んだら忘れない読書術」樺沢紫苑

「読んだら忘れない読書術」樺沢紫苑 サンマーク出版 2015年  今まで何気なく本を読んでいたが、本書を読んで本を読む意義を改めて知った。  今の生活はこのままでいいのか、将来も不安に思う。でもどうしたらいいか、なんとなく過ごしている。そうしたことに著者は言う。 「何もしなければ現状が変わるはずがない。本には、先人の知恵がこめられている。何かを変えたいと思うなら、本を読むのがよい」…

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「前向きに生きるなんてばかばかしい」黒川伊保子

「前向きに生きるなんてばかばかしい」黒川伊保子 マガジンハウス 2018年 自己啓発本は良くない。ポジティブ思考も良くない。自分主義より、会社主義の方が良い。失敗することは良い。「いいね」と言ったり、貰ったりするのは良いことではない。 なんて変わったことが書いてある本です。 グズは栄養不足なんで卵を1日3個食べればいい、そうです。 夢も理想もいらない。ただ好奇心の赴くままに生きればい…

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『先送りせず「すぐやる人」になる100の方法』佐々木正悟

『先送りせず「すぐやる人」になる100の方法』佐々木正悟 KADOKAWA 2018 ♦仕事は質よりもすぐやることが大切である  自分は何でも先送りして、結局、困ってしまう。わかっているけど、何十年経っても治らない。「すぐやる秘訣はぐずぐずしないで、さっさとやる。あれこれ考える前にぱっとやってみる」と書かれている本を読んで、そうだったのかと納得する。しかし、すぐに元通りだ。さ…

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「目標は小さければ小さいほどいい」児玉光雄

「目標は小さければ小さいほどいい」児玉光雄 河出書房新社 2018年   人は夢を持っている。しかし実現した人は少ない。難しくもないことでも、継続できないものだ。そうして自信を失い、諦める。なぜか? 意思が弱い訳でない。  先の大きな目標や夢よりも、目の前にある小さな目標を達成することが大事である。年間~月間~週間目標よりも「日課」を意識する。  人生は今日一日しか存在しない。…

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「手ぶらで生きる。」 ミニマリストしぶ サンクチュアリ出版

「手ぶらで生きる。」 ミニマリストしぶ サンクチュアリ出版 2018年  わが人生の先行きを考えると、ビンボー化がすすみユーウツになる。そんな折、ミニマリズムというライフ・スタイルを聞くようになった。節約生活というと貧乏くさいが、ミニマリズムと名乗るとかっこいいではないか。  著者は4畳半、家賃2万円の部屋に住む。家具・家電はほとんどない。冷蔵庫、テレビ、テープル、ベッド、収…

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「ビンボー魂」 風間トオル

雑誌のモデルから俳優になった風間トオルさんは、極貧の少年時代を送った。 みじめで暗い時代ではなかった。 貧乏力によって強靭な精神力・生命力が備わった。 貧乏だろうが何だろうが、人は独りで生きられる。  5歳の時、両親が離婚する。捨てられた形になり、祖父母に育てられた。祖父母にはわずかな年金しかなかった。電気代にも事欠き、止められ部屋に差し込む街灯の薄暗い光で宿題をやっていた。 …

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「死ぬほど読書」丹羽宇一郎

「死ぬほど読書」丹羽宇一郎 幻冬舎(新書) 2017年  著者は伊藤忠商事社長・会長を務めた。民間人出身では初の中国大使にもなるという、功成り名遂げた大物経済人である。  読書論としては、重要なところはノートに抜書きするなど特別なものではない。ノートに書くというのは、大変効果がある。1回読んで感動した本でも、読みっぱなしでは、時間とともに内容を忘れていく。  ある本を読んで、感想…

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「手を洗いすぎてはいけない」藤田紘一郎

「手を洗いすぎてはいけない」藤田紘一郎 光文社(新書) 2017年 ◆過剰な清潔志向  日本は世界一清潔な国である。今の日本には危険な病原菌はほとんどいない。にもかかわらず、テレビコマーシャルでは身の回りの微生物・細菌を危険な悪者に仕立て上げた。そうして恐怖心を植え付け消毒剤、殺菌剤、抗菌グッズを氾濫させている。 ◆免疫  病気は免疫力が弱ることで生じる。免疫力を強化するには、…

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「暮らしの中のニセ科学」左巻健男

「暮らしの中のニセ科学」左巻健男 平凡社新書 2017年 ◆ニセ科学で命を縮めた有名人  アップル社の創設者スティーブは56歳のとき、すい臓がんで亡くなった。早期発見だったが、手術など現代医療を拒否する民間療法(ニセ科学)に頼った。症状は悪化し、手術を行うが初期治療の遅れが致命的だった。川島なお美さん、小林麻央さんも同じ失敗を犯した。十分治るものだったのに。 ◆ホントに効くの? …

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成功するにはポジティブ思考を捨てなさい」  ガブリエル・エッティンゲン

「成功するにはポジティブ思考を捨てなさい」  ガブリエル・エッティンゲン 講談社 2015年 【現象】  著者は20年にわたってドイツとアメリカでさまざまな心理学の実験を行った。ポジティブな空想をひんぱんにしていた人ほど、成功しないのがわかった。  夢見る人はなかなか行動しない。夢を見ることによって、頭の中で願いをかなえてしまう。アイデアそのもので満足してしまい、実行の意識に…

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「悩みを幸せに変える法則」苫米地英人

「悩みを幸せに変える法則」苫米地英人 主婦と生活社 2014年 ◎悩みは不滅か  子供の時はちょっとのことで落ち込んだり、泣いたりした。早く大人になりたいと思った。大人は強いので悩まないと思っていたからだ。  ところがある時、友だちに言われた。大人になっても悩みは尽きないという。歳をとるにつれどんどん重くなっていくそうだ。驚いた、祖父母はいつもニコニコしていたからだ。やがて、悩みは…

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