徳島県での外国人技能実習生の実態

徳島を考えるシリーズ No.87【徳島の事情 26】

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<徳島県での外国人技能実習生の実態>

 NNNドキュメント「夢見た国でみたものはー彷徨う外国人技能実習生ー」
のテレビ放映を見逃した。『3Bの鉛筆』(FMびざん)の宮崎師が推薦していた番組だ。気になってネット検索したら、動画があった。まさか違法アップロード? 

◆徳島の悪いやつ

 あらためて「ひどい徳島県人」、いや「悪い徳島県人」経営者に憤る。ベトナムや中国から、手数料や渡航費を含めて100万円近い金額を支払ってやっと来た憧れの国ニッポン。しかし、人間性を踏みにじる扱いをして、賃金すらまともに払わない、雇用主が待っていた。

◆ベトナム人女性の場合

 農園の敷地内にあるプレハブ小屋で、11畳に3人が詰め込まれていた。トイレは屋外で10数メートル離れたところにある、建設現場用の仮設トイレ。

 友達とビールなどを飲んでいて、門限に遅れたということで、突然解雇。就業に支障がでた訳ではない。実習生は監視されている。外出は申請書を提出しなければならなかった。経営者が労働者を束縛する権利はない。違法である。

◆中国人女性の場合

 縫製工場で4年半働いたが、休みは元日と1月2日のみだった。残業時間は180〜200時間。裁判では月間の残業50~60時間でも、大阪高裁が過労死と認定した例があるのに
これは、「殺人残業」だ。体調を崩す者が続出する。

 にもかかわらず、残業代は当時の徳島の最低賃金849円/時の半分以下である400円。
残業代は別に支払う形にして明細書を出さないという、「悪質そのもの、犯罪者」と言ってよい。未払い分は213万あった。

「連合徳島」が女性の支援をして、労働基準監督署が入ったが、時効で4年半のうち2年半がとり返せなかった。時効があろとなかろうと、払うべきであるが、「鬼畜な経営者夫妻」は踏み倒した上に、暴言を吐く。

「会社は もうつぶれる お前がした事で
 そういうところ(連合徳島)行くのは
 最低の人間や 卑怯な お前は
 銭 渡していなせ(金払って 帰らせろと妻に言ったようだ)
 アホ」

 中国人女性は、涙ながらに日本を後にする。見送った友人は、「悲しいことは全部 日本に置いていって」と言うしかなかった。

 その後この工場は廃業する。旧正月で一時帰国していた中国人実習生たちが、コロナで帰ってこれなくなったからだ。こんな悪質非道な会社は無くなった方がよい。価格競争、経費増などで、いくら経営が厳しいとはいえ、その苦しみを労働者に押し付けるような経営者なんぞこの世から絶滅すべきだよな。徳島の悪だ。

◆3人のベトナム人の場合

 最後に、ミニトマト栽培のY農園が紹介される。3人のベトナム人女性が働いている。募集しても日本人が集まらないから外国人技能実習生に頼るようになった。労働は一日8時間以内。週に2回の休み。週1回、経営者家族と食事会を開く。互いに家族のように楽しく笑っている。

 しかし危機が訪れる。3人のうち2人が実習期間を終える。ところが、コロナで次の実習生が来れなくなった。経営者のYさんは、「もうちょっと長くいてくれたら助かる」と本音を言った。

 彼女たちの望郷の念は強い。それでも彼女は言った。
「実習を終えても ここで働きたい。仕事は大変だけど、がんばります」
 実習生に農園は救われた。

 こういう返事をもらったのも、経営者のYさんの日頃の姿勢が良かったからである。安い労働力としてじゃなく、家族のように仕事をする。これが「徳島県人の本性」だと思いたい。

◆ニッポンのプライド

 現在、日本では40万人を越える外国人技能実習生が働いている。日本にとってその労働力が欠かせなくなっている。
 過酷な扱いを受け金銭だけでなく、からだもこころも深く傷ついた中国人女性は、
「どこの国の実習生も、日本のことを信頼して来日しています」という言葉を残した。

 わがニッポンは正しいことを行う国である。
 不正なことをする日本人を許す訳にはいかない。
 四国放送、いい仕事をしたよ。最近のゴジカルはたっすいけど。

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